奥の湯目次
この度私がご紹介させていただくのは、北の大地北海道です。
北海道は壮大な敷地面積と共に観光スポットがいくつもあり滞在時間は最低でも2泊3日ほどは必要かと思います。
移動時間にも2.3時間は当たり前でしたり、北の大地でしか味わえない日々を送ることができます。
北海道を訪れる際には海の幸の食べ物目的だったり、ラベンダーなどの自然と触れ合うことだったり、歴史的な建物と触れ合うことだったり人それぞれ目的が異なると思います。
中には「温泉目的」と言った方もあるのではないでしょうか。
北海道には古くから伝わる温泉街があります。
日本の有名な草津温泉や有馬温泉などにも負けず大人気の観光地となっています。
では今回は温泉をテーマに歴史のある「登別温泉」の「大湯沼」についてご紹介させていただきますね。
北海道登別市大湯沼について
「大湯沼」にはみなさん訪れたことがございますか?
「大湯沼」を含め「登別温泉」の地域一帯は古くから歴史のある観光地となっています。
「大湯沼」は登別地獄谷から徒歩20分ほどの距離にあり日和山が噴火した時の爆裂火口跡でできたものとなっています。
大きさは周囲約1キロメートル、深さ22メートルのひょうたん型の形をしていてとても大きな湯の沼となっております。
このような大きな湯の沼は世界的にも珍しく、とても貴重な存在とされています。
ここで少し豆知識になりますが「日和山」のお話をしたいと思います。
「日和山」は現在でも活火山として活動しています。
真っ白な煙が立ち上る様子もよく見ることができ、とても美しい光景となっています。
標高は337メートルとなっていて様々な種類の高山植物を見ることができます。
10月中旬には紅葉の見ごろとなり多くの観光客の方でにぎわっています。
登山が趣味の私にとっても大好きな景色の山の1つとなっています。
話を戻しますが、「大湯沼」の表面温度は約40度から50度となっており表面は灰色のような黒色のような色をしています。
ですが沼の底では約130度の硫黄泉が噴出していてその温度はなんと130度にもなるそうです。
「大湯沼」の付近では辺り一面が硫黄の香りに包まれ白い湯気がもくもくと立ちあがる姿はまるで「地獄の釜」の様子に見えると有名な言い伝えになっています。
「大湯沼」の泉質は硫黄泉となっており人間の体に健康面にとても効果があります。
硫黄泉は毛細血管や冠静脈流を拡張させる働きがあり、慢性気管支炎や動脈硬化症に効果があるそうです。
解毒効果もあり慢性の皮膚病などにもとても効果があるとされています。
そのような効果のある温泉に入ることができるので疲れた心と体を癒す旅行になるといいですよね。
大湯沼の見どころ
見どころは「大湯沼」の景色そのものだったり、季節によっては大湯沼と共に見る紅葉だったりとしますが、大湯沼に訪れたら是非足湯を体験して頂きたいです。
大湯沼では約40度から50度と言った高温の湯が湧き出ていますが、足湯は少し離れたところに位置していて、その道中も川を下って行くことで温度も下がり気持ちよく入ることができます。
足湯が体験できる「大湯沼川の足湯」までは大湯沼から徒歩で行くことになります。
まず徒歩約5分ほどのところに、「大湯沼川の足湯」といった看板がたてられています。
そこから階段を下りさらに5分ほど歩くと足湯の体験できる場所に到着することができます。
ここの階段は少し作りが古くなっているので足元に十分お気をつけくださいね。
「大湯沼川の足場」のイメージはほんとに川そのものです。
湯気が立っている川が見えてきて川沿いを歩いて行くと到着することができます。
川から湯気が出ている場面は想像がつかないかもしれませんが、ここでは現実にその神秘的な世界を味わうことができます。
足湯付近には設備などはございませんのでご自身でタオルなどを持参するようお願い致します。
観光客でにぎわっている時は座るところがないほどの人気ぶりです。
また、「大湯沼川の足湯」に行かれる際には登山をするような服装でお願い致します。
山の中の道をあるくので長袖長ズボンなど、もしもの時に備えた服装にしてください。
もちろん足元はスニーカーの一択です。足湯は年中無休で24時間つかることができます。
ですが、冬湯(12月から3月ごろ)はまだまだ山の中に雪が残っていて危険なので避けた方がいいかもしれません。
大湯沼全体を見たいという方には大湯沼展望台からの景色をおすすめします。
大湯沼から約300mの山道の道のりを登って行くと展望台があります。
こちらでは山道ですが道がきちんと整備されているので軽装でも行くことができます。
ですが足元はスニーカーでお願い致します。
展望台からの景色は大湯沼全体と共に近くの山々や綺麗に色づいた木々たちを一望できることでしょう。
写真好きの方には絶景の場所となっているそうですよ。
見ることも自分の体で体験することも癒されることもできる大湯沼です。
この素晴らしい神秘的な世界を是非とも味わっていただきたいです。
大湯沼の周辺
「大湯沼」の周辺には観光スポットがたくさんあります。
先ほどの豆知識でも少しお話に出ましたが、日和山をはじめ、登別地獄谷・奥の湯・登別温泉・のぼりべつクマ牧場などなど数えきれないほどの観光地であふれています。
日和山は登山好きに方でにぎやかでもありますが、遊歩道もあるため登山をしなくても見るだけで楽しむことができます。
紅葉の季節は真っ赤に染まった木々たちがとても綺麗な姿で私たちを迎えてくれます。
この地域一帯で1番有名なのは「登別地獄谷」ではないでしょうか。
直径約450mの爆裂火口跡であり登別温泉の最大の泉源地となっております。
名前の通り、谷に沿って多くの噴気孔や湧出口が点在していてもくもくと白い煙が上がっている姿はまさに地獄そのもののような気分を味わえます。
この壮大なスケールの地獄谷はぜひとも見て頂きたいです。
「奥の湯」とは大湯沼に隣接している大湯沼よりも小さい沼となります。
小さいサイズですがこちらも登別温泉の泉源地となっており硫黄の香りとともに幻想的な世界を味わうことができます。
大湯沼の駐車場を共用で使用するなど、すぐそこに位置しているので是非足を延ばしてみてください。
そしてなんと言っても登別地獄大や大湯沼・奥の湯を見たあとには登別温泉に入って頂きたいです。
泉源地で湧き出た湯を見たあとに、それぞれに流れ出る温泉にすぐ入ることができる経験はなかなか味わえないと思います。
のんびりと旅館やホテルに泊まりゆったりと過ごすこともいいかもしれません。
私の1番のおすすめは「のぼりべつクマ牧場」です。
みなさん動物はお好きでしょうか?
私は動物が大好きで現地の動物たちと触れ合いたくなってしまいます。
「のぼりべつクマ牧場」は登別温泉街の南東に位置し山頂一帯に広がっています。
こちらまではロープウェイに乗り向かうことになります。
施設内は約140頭余りのヒグマがなんと放し飼いにされているのです。
壮大な大地・北海道だからこそできることだと思います。
見どころはそれぞれ特技を持ったクマたちです。
算数ができるクマや火を扱ったショーを行うクマ・逆立ち・自転車乗り・玉乗り・バスケットなどたくさんのクマたちがショーを通して私たちを迎えてくれます。
くまたちは私たちに手を振りおやつをねだって来ます。
その姿はなんとも可愛らしい、愛らしい姿となっています。
かわいいたくさんのクマたちにどうぞ癒されてくださいね。
体力に自信のある方は登別地獄谷かた大湯沼まで続く遊歩道の散策はいかがでしょうか。
ハイキングコースとしても看板で紹介されており道は少しデコボコとしていますのでスニーカーが必須アイテムとなります。
地獄谷ほど整備されている遊歩道ではないので、観光客も少なめとなっております。
大自然を間近で体験することができるので体力と時間に余裕のある方は是非挑戦してみてくださいね。
宿泊施設としましては、たくさんのホテルと旅館がございますので、自分に合った温泉を見つけ最高のひと時をお過ごしくださいね。
アクセス
ではアクセス方法について詳しくお伝えしたいと思います。
「大湯沼」の住所は「北海道登別市登別温泉町」となっており、辺りには登別地獄谷や奥の湯など温泉好きにはたまらない地域となっています。
登別市は札幌市の南部に位置、新千歳空港からも近いので訪れる方も多いのではないでしょうか。
新千歳空港からは自動車で有料道路を使用すると約1時間で登別市に到着します。
一般道でも約1時間30分で到着します。
電車でも快速電車を使用すれば乗り換えなしで1時間と少しで登別駅へ行くことができます。
北海道は快速電車の種類も豊富で時間や料金が大きく異なってくるので、公共料金を使用する際はしっかりと調べておくようお願い致します。
電車で揺られながら自然豊かの北海道を見ながらの旅はきっと癒されることでしょう。
公共機関を使用した場合ですが、JR室蘭本線登別駅から道南バス登別温泉行で15分ほど揺られ終点で下車します。
その後徒歩30分ほどで「大湯沼」に到着することができます。
自家用車やレンタカーでももちろん来ることができるのでご安心ください。
「登別温泉」一帯の地域の駐車場ですがいくつか用意されています。
登別地獄谷の駐車場に停めてから周辺を散策しながら「大湯沼」を訪れることもいいかと思いますし、大湯沼の駐車場に停める方法もあります。
どちらの駐車場も乗用車の料金は500円となっております。
数に限りがあるので休日などは早めの時間帯にお越しいただくことをおすすめ致します。
大湯沼の駐車場は冬季の期間、通行止めとなっております。
(11月下旬から4月中旬まで)冬の大地北海道ですので冬を除いて過ごしやすいシーズンに行くことが望ましいと思われます。